名古屋大学出版会
私が『論理学をつくる』で論理学の勉強をする。
しだいに証明問題がむずかしくなる。証明問題の解答はむずかしい。受験参考書のように、「これが書けていれば5点」など、採点の指示を与えてほしいものだ。
■ 3.9 真理関数という考え方:前
- 3.9.1 真理関数とは何か
- 3.9.2 真理関数は何通りあるか
- 真理関数(truth-function)
- 真理値の集合の直積から {1, 0} への関数のことだよ。
- 実現(realize), 表現(express)
- 真理関数を論理式によって表すこと。ひとつの真理関数を実現する論理式は複数ある。例えば、input が{1} output が{1} の真理関数は、P∧¬P, P, P→P などによって実現されるよ。
- 真理関数の一般的定義
- {1, 0}^n から {1, 0} への関数を n 変数の真理関数と呼ぶよ。
- ちなみに n 変数の真理関数は 2^2^n 個あるよ。
■ 3.9 真理関数という考え方:後
- 3.9.3 真理関数の表現定理
- 3.9.4 どのような結合子の組み合わせが十全なのか
- 3.9.5 シェーファーの魔法の棒
- 定理17(表現定理 / 関数的完全性の定理)
- ¬, ∧, ∨ のみを結合してして含む論理式によって、n 変数の真理関数はすべて表せる。
- 十全(adequate) / 関数的に完全(functionally complete)
- これは結合子の集合に対して使う言葉だよ。その結合子集合で n 変数の真理関数はすべて表せるという意味だよ。
{¬, ∧}, {¬, ∨}, {¬, →} は十全だよ。
- シェーファーの棒(Sheffer stroke)
- A | B は ¬(A∧B) と同値だよ。これは"nand" と読むよ。シェーファーの棒とも呼ぶよ。この結合子は1つだけで十全だよ。
- シェーファー関数
- 1つで十全であるような真理関数のことだよ。
- 定理19
- 2変数のシェーファー関数は、| と ↓だけだよ。
■ 3.10 日本語の「ならば」と論理学の「→」
- 3.10.1 「→」に感じる違和感
- 3.10.2 「→」の定義の正当化
「→」は「ならば」の近似だけど、だいぶ違和感があるよ。
- 関連性(relevance)にかかわる違和感
- 日本語の「ならば」は前件と後件の間に内容上の関連性があるよ。「→」は真理値の組合せだけを問題にするよ。このような現象を関連性にかかわる違和感というよ。
しかし「→」は「ならば」の重要な特徴を反映しているよ。
- (1)逆は必ずしも真ならず
- 「A ならば B」が成り立つからといって、「B ならば A」が成り立つとはかぎらない。
- (2)推移性
- 「A ならば B でありしかも B ならば C であるならば、A ならば C である」がトートロジーだよ。
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