キモい

「赤」の誘惑―フィクション論序説

「赤」の誘惑―フィクション論序説

蓮實重彦(著)

新潮社、2007


たとえどれほど的外れな本であっても批判の題材くらいにはなるであろうからなんとかがんばって読もうと思い、しばらくこの本にむかってみたのだが、1行読むたびに全身にサブイボが立ち、蕁麻疹が出そうなほどにキモかったので最初の数章を読んだところであきらめた。

フィクションを論じるものは羞恥心を感じるべきだと著者は言うものの、この本こそが一番恥しい内容だと思う。もしもわたしがうっかり、この本のような「文学は崇高なのでもったいぶった口調で語らねばならない」「フランス現代思想の人は無条件でえらいので特に理由を明示する必要もなく持ち上げるべきだ」とでも取られかねないような内容を発表してしまったならば、その瞬間に羞恥のあまり全身の毛を逆立てて死ぬと思う。

人文系はエクストリーム読書と書いてそうそうにナンだが、わたしにはこの本はキツい。どれほど無難に見積もってみてもうんこを食べるのと変わらないほどのキモさを感じる。まあ必要ならうんこだって食べるけれども、それほど必要ではないしあきらめよう。

コメント(4)

# リリ

こんなに赤田君が何かを力強く批判するのを初めて聞いたような気がします。

(2007/12/ 1 3:30)
# atakada

無能力に対し軽蔑を示すことで衿持をたもってきた著者が駄本を書いたのだから、軽蔑をもって遇すのが礼儀かと考えました。
あとお恥しい話ですが、締め切り前で多少ピリピリしてたかもしれません。


ところで「リリ」はやめたのでは?

(2007/12/ 1 6:21)
# 死に舞

そこまで言うと逆に読みたくなっちゃうじゃないですか(笑)。まあ俺はオヤジの本棚にあったフーコー・ドゥルーズ・デリダをちょっとよんで、すぐに挫折したからね。知らん映画の話ばっかやねん。

(2007/12/ 1 21:04)
# atakada

ちなみに、これを書いたときは熱があったということが後になってわかりました。
つっこみどころ満載で笑えるというものでもないので、読んでも特におもしろくはないかもしれません。

(2007/12/ 2 22:31)

コメントする

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 雑記2007年11月29日(木)

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.at-akada.org/mt/mt-tb.cgi/853

著者について

赤田敦

nightly[at]at-akada.org

紹介: about

ホーム: at-akada.org

-> 携帯電話用

なかなか更新されないときは...

-> 赤田ブログ生成器

2009年1月

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31