2008年8月
■ 買った本
三嶋 博之 (著), 河野 哲也 (編さん)
三嶋博之 / 溝口理一郎 / 関博紀 / 倉田剛 / 加地大介 / 柏端達也著
http://www.shunjusha.co.jp/detail/isbn/978-4-393-36050-7/
目次
第1章 なぜ環境のオントロジーが必要なのか
第2章 生態学的アプローチの戦略
第3章 工学のオントロジー
第4章 建築のオントロジー 建築家の視線の先にあるもの
第5章 事態のオントロジーと環境の理論
第6章 現代のオントロジーとアリストテレス
第7章 形式的存在論と環境の形而上学
第8章 環境の性質 性質のオントロジーに向けて
第9章 アフォーダンス・創発性・下方因果
こんな本が出てたんですね。
「アフォーダンスの人」「哲学系オントロジーの人」「工学系オントロジーの人」が集まったアンソロジー? 哲学系の人と工学系の人が混ざってる本ははじめて見た。
パラパラ見たところでは、オントロジー関連書籍の紹介なども丁寧なようです。
最近また、セマンティクス、オントロジー方面の興味がもこもこ湧いてきているので楽しみ。
以下すべて資料として購入。こういうことしてるから、お金が無くなるんでしょうね。
- 『ことばと対象』
- 『真理を追って』
■ 復刊.com
復刊ドットコムから来た。C.A.スミスはちょっと気になる。
『大宇宙の少年』ですが、改題で日本語になるのは珍しいですね。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
謎の巨人に立ち向かう若き修道士を描いた表題作をはじめ、怪奇小説から
ファンタジー、果てはSF・神話伝承の要素までも幅広く取り入れた珠玉の
全18編収録の『イルーニュの巨人』。リクエスト投票でも長年にわたり、50
票以上の投票をいただいていた注目作が、井辻朱美訳でついに復刊決定です!
この他、イギリスSF界の巨匠バラードが描くバラエティ豊かな短編10作を
収録した『時間都市』、あのスティーヴン・キング「シャイニング」に多大
な影響を与えたとされる古典的ホラー小説の傑作『丘の屋敷(『たたり』改
題)』など、SF、ミステリ、ファンタジーの名作を幅広くセレクトした、
読書の秋に最適な読み応えあるラインナップです!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
■『イルーニュの巨人』(最終得票数 57 票)
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68310649&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【著者】C・A・スミス/井辻朱美
【定価】987円(税込み)
ラヴクラフト、ハワードと並び称される怪奇小説の鬼才C・A・スミス。
そのあまたある短編のなかからとびきりの傑作を選りすぐった。不死身の
巨人が冒す涜聖と、それに立ち向かう若い修道士を描いた表題作ほか全十
八篇を収録。巨匠の織りなすアラベスクとグロテスクは、いかなる悪夢も
及ばぬ恐怖と幻想の王国へ読者を連れ去るであろう。
◎『イルーニュの巨人』復刊特集ページはこちら
http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=2609&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『時間都市』(最終得票数 34 票)
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68310652&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【著者】ジェームス・G・バラード/宇野利泰
【定価】882円(税込み)
人口増加と居住スペースの話、精神療法を禁じられた医師の破局、上下左
右に果てしなく建設された都市、歌う草花と昆虫の瞳を持った歌姫、時間
を知ることが犯罪になる都市の話など全十編を収録する。変貌する六〇年
代のイギリスSF界を代表するバラードが、奇抜な着想と超現実的な筆致
で描く絢爛たるバラード・ランド! 珠玉の短編集。
◎『時間都市』復刊特集ページはこちら
http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=7585&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『丘の屋敷(『たたり』改題)』(最終得票数 10 票)
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68310650&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【著者】シャーリイ・ジャクスン/渡辺庸子
【定価】798円(税込み)
幽霊屋敷と噂される〈丘の屋敷〉。心霊学者モンタギュー博士は三人の協
力者を呼び集め、調査を開始した。迷宮のように入り組み、彼らの眼前に
怪異を繰り広げる〈屋敷〉。そして、一冊の手稿がその秘められた過去を
語りはじめるとき、何が起きるのか? スティーヴン・キング『シャイニ
ング』に影響を与えた古典的名作、待望の新訳決定版。
◎『たたり』復刊特集ページはこちら
http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=31854&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『黒衣婦人の香り』(最終得票数 8 票)
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68310645&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【著者】ガストン・ルルー/石川湧
【定価】840円(税込み)
『黄色い部屋の謎』事件から2年、ルールタビーユは再び謎に巻き込まれた。
南仏海岸の幻想的な古城砦を舞台に、奇怪な、そして意外な出来事が連
続する。その影に見えかくれする、亡霊にも似たバルメイエの姿に怯える
人々。前作でついに明かされることのなかった〈黒衣婦人の香り〉の秘密
がそのヴェールを脱ぐ、ファン必読の書。完訳決定版。
◎『黒衣婦人の香り』復刊特集ページはこちら
http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=28394&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『大宇宙の少年(『スターファイター』改題)』(最終得票数 3 票)
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68310651&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【著者】ロバート・A・ハインライン/矢野徹・吉川秀美
【定価】1,050円(税込み)
宇宙飛行士になることを夢見るぼくは、懸賞に応募して、一等賞こそのが
したものの、みごとに入選し、中古ではあるが本物の宇宙服を手に入れた。
さっそく修理して着用におよぶ。そのとき、宇宙服の通信装置に聞きな
れない声が入ってきた。着陸許可を求めているらしい。いったい誰が、な
んの目的で? ハインラインを代表的する名作SF。新解説。
◎『大宇宙の少年』復刊特集ページはこちら
http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=32329&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『ドリーム・マシン』
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68310653&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【著者】クリストファー・プリースト/中村保男
【定価】1,050円(税込み)
一九八五年、神経催眠投射器リドパスによって、三十九名の男女が百五十
年先のウェセックスを未来投射した。彼らの無意識がそこに創りあげたの
はまさに牧歌的で平和な世界だった。しかしながら、一人の男が回収係の
手を逃れてこの夢の世界にとどまったとき、それは夢と現実が浸蝕し合う
ウェセックス多重世界がはじまったのであった......。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『SF小説(海外)』 復刊特集ページ
http://www.fukkan.com/fk/GroupList?gno=1652&tr=s
■『クトゥルー神話』 復刊特集ページ
http://www.fukkan.com/fk/GroupList?gno=2638&tr=s
■『神話』 復刊特集ページ
http://www.fukkan.com/fk/GroupList?gno=1273&tr=s
■『ホラー小説』 復刊特集ページ
http://www.fukkan.com/fk/GroupList?gno=1658&tr=s
■『ロバート・A・ハインライン』 復刊特集ページ
http://www.fukkan.com/fk/GroupList?gno=1693&tr=s
■『アイザック・アシモフ』 復刊特集ページ
http://www.fukkan.com/fk/GroupList?gno=1730&tr=s
■『ガストン・ルルー』 復刊特集ページ
http://www.fukkan.com/fk/GroupList?gno=3346&tr=s
■『J.G.バラード』 復刊特集ページ
http://www.fukkan.com/fk/GroupList?gno=1395&tr=s
■『井辻朱美』 復刊特集ページ
http://www.fukkan.com/fk/GroupList?gno=2605&tr=s
■『クラーク・アシュトン・スミス』 復刊特集ページ
http://www.fukkan.com/fk/GroupList?gno=2184&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■ 読んだ
- 『黙示録3174年』
ウォルター・M・ジュニア・ミラー(著), Walter M.,Jr. Miller(原著), 吉田誠一(訳)
東京創元社、1971
この本を失くしたのと、論文等でいそがしくて中断していた「ヒューゴー賞受賞作を年代順に読むよ」企画をひさびさに再開する。
過去ログを見るとちょうど1年くらい前にやっていたらしい。
読んだのは以下の7冊。まだ先は長いなあ。
- 『分解された男』 (The Demolished Man) アルフレッド・ベスター
- 『ボシイの時代』 (They'd Rather Be Right) マーク・クリフトン、フランク・ライリー
- 『ダブルスター』 (Double Star) ロバート・A・ハインライン
- 『ビッグ・タイム』 (The Big Time) フリッツ・ライバー
- 『悪魔の星』 (A Case of Conscience) ジェイムズ・ブリッシュ
- 『宇宙の戦士』 (Starship Troopers) ロバート・A・ハインライン
- 『黙示録三千百七十四年』(A Canticle for Leibowitz) ウォルター・ミラー
今回のはおもしろかった。
■ あらすじ
核戦争によって人類はすべての文明を失ない、中世の段階まで舞い戻ってしまう。
- 1部
- 過去の遺物を保存する修道院。
- ちょっとおばかな修道士フランシスが聖者とあがめられる太古の技師リーボヴィッツの遺物を発見する。
- 遺物の意味がわからないフランシスはリーボヴィッツが残した回路図や図面をあがめ、美しい写本をつくりあげる。
- 2部
- 数百年後。修道院が残していた遺物を元に、人類の新たなルネッサンスがはじまろうとしている。
- 科学の復活を夢見る科学者と修道院長の話。
- 3部
- また数百年後の修道院。人類は、再び科学技術を取り戻している。しかし再度核戦争の危機に見舞われてしまう。
■ 感想
過去の遺物を保存する修道院を軸に、人類に再び訪れた中世、ルネッサンス、近未来を描く。
わたしは、あたまのよわい子の話に弱いので、フランシスにグッときた。物語ガジェット「写本」もツボだし。
わけのわからぬまま15年かけて回路図の美しい写本をつくりあげ、あわれな死をとげるフランシス...。うう。
基本的には『火の鳥』みたいな話ですね。
■ 本企画について
http://www.at-akada.org/blog/2007/07/post_227.html
『バットマン ビギンズ』につづく新生シリーズの2作目だそうだ。
Web上などでやけに良い評判を聞くのでコミティア85帰りにmmwwと観に行った。
映像、構成、テーマなど確かによくできた映画なのは間違いないなあと思った。
というか、ふつうにジョーカーが怖くて画面を観られなくなったりしていた。
■ あらすじ
法の下で悪と戦う正義の検事デント(光の騎士)。バットマンは自分に代わるニューヒーローとして彼を応援する。
しかし変態すぎるジョーカーにはかなわず、大変なことになる。
フリークスに対抗できるのはフリークスしかいない!ということでバットマンが本気を出してジョーカーをやっつける。
やはり狂った悪に対抗できるのは闇の騎士(ダークナイト)であるバットマンしかいなかったのだ、みたいな。
■ 感想
よかったんだけど、一作目を見てないせかもしれないけど、一番の楽しみどころがどこなのかちょっとわからなかったなあという部分は少し残った。
バットマンって基本的に馬鹿馬鹿しい話じゃないか。億万長者がコウモリのスーツ着て悪と戦うという。
で、その馬鹿馬鹿しい話をいかにシリアスに解釈するか、というのが近年のバットマン映画だったという印象を持っている。
たとえば、ティム・バートン版なんかだと、ティム・バートンってフリークスの滑稽さと悲しさみたいなものをずっと描いてきた人だと思うので、悲しいヒーローバットマンという解釈は腑に落ちる。メタな解釈になるのが前提で、「バットマンって冷静に観ると変態の億万長者なわけだけど、でも悲しいよね」みたいな部分を観るもんかなあと。
今回のバットマンでも、そういうメタな視点はちょっとあって、ジョーカーがバットマンに「おまえみたいなフリークスはおれがいないとやっていけないぜ」って言ったり、「おれもおまえがいなきゃやっていけない」という形でお互いがお互いに依存していることを指摘する。
これは確かに「なるほど」という部分で、「法の下で正義を守護する光の騎士」じゃなくて、「脱法的に悪のフリークスを狩る正義のフリークス、ダークナイトバットマン」という今回のメインのストーリーにかかる部分であったんだろうと思う。
わたしも以前から少年探偵シリーズなどを読んでいて、「怪人20面相と明智くんってお互い依存してるよなー。20面相って明智くんいなかったらやることないしなー。明智くんも20面相いないと知能の無駄づかいだし」と思っていたので、そのバットマンとジョーカーの依存はわからんでもない。
でもなあ。「今は狂気の時代だから、ダークナイトバットマンこそが必要なんだ!」って言われても、「いや、狂気の時代じゃねえし。ここゴッサムシティじゃねえし」という感じで、そこはさすがにシリアスに受け取れない。バットマンの悲しさみたいな部分は今回もあったんだけど、ティム・バートンのそれとは違うその悲しさが何なのかよくわからなかったなあという。
別に無理にシリアスに受け取る必要ないんだけど、映画がよくできていた分、そういう余計なことを考えてしまっていた。
しかしとりあえず「正義!」「力!」みたいな話は基本的に好きなので、そこは良かった。
ジョーカーもよかったんだけど、もう何か本当に怖くてな。
あとわたしはバットマンシリーズの悪役ではペンギンが好きですね。
■ 文学フリマ受かりました
文学フリマの抽選に受かりました。
第7回文学フリマサークル参加します。
新刊制作がんばります。
PR文。
■おかしな星々を逃げ回る泣き虫画家の逃走劇! 宇宙の宙って電話みたいじゃない?
001は探偵小説、002は忍者小説と混沌とした道を歩む騎士団ですが、新作の003は「宇宙」を舞台にした連作短編小説。奇妙な星々を巡る放浪の画家の生活とご意見。師匠を追う弟子(美少女)の不運。奇想と空想がとぐろを巻くぐるぐる回転、宇宙周遊小説!
■ 実家
札幌にいます。8/29までは札幌にいる予定。
■ 思った
仕事でJavaを書いていて、「あーなんて冗長な言語だ」とうんざりしかかっていたのだが、↓この本を読んでいて、バロック的な美学だと思えば冗長さにも耐えられる気がした。ゴテゴテの装飾とか結構好きなので、いっそ「バロック的装飾美学を見せてやる!」と思い込めばふっきって冗長なプログラムを書けるような。
アンヌ=ロール・アングールヴァン(著), Anne‐Laure Angoulvent(原著), 秋山伸子(訳)
白水社、1996
サークル参加はせず、同人誌を見に行っただけ。
宇宙飛行士が温泉に行くマンガを買った。
説明しづらいんだけど、2001年宇宙の旅の宇宙飛行士が宇宙旅行の果て、なぜか実在の温泉に行く話だ。
つげ義春的な描写で実在の(と思われる)温泉旅館の描写が淡々と描かれ、なぜか主人公だけ宇宙飛行士というシュールさ。
売っている人に聞いたところ、秋にはまた別の温泉を舞台にした続編がでるらしい。あー、そういうシリーズなんだ、一発ネタじゃないんだ、というところも驚き。
何というか、こういう「絶対売れるわけねえ。そもそもその企画の意味がわからねえ」みたいな変なものを見つけるのは同人イベントの醍醐味かと思う。
mmwwが書いているモサモサパサパサ社もよかったですね。キモシュール?なうさぎの絵がすげえよかったんだけど、こっちはさらに口では説明しづらい。グッズとかつくったらまかりまちがって売れたりしそう。コピー誌なんだけど、ガロとかに送ったら即デビューできそうな感じだった(ガロ限定で)。
あと、タイトル忘れたけど、手足を切り落された魔法少女などがでてくる悪趣味な魔法少女ものの漫画を買った。「うわあこれは実に悪趣味だなあ」と思った。
どれも商業誌ではとてもやってけそうにないが素晴しいセンスなので、ぜひ今後もがんばってほしいと思った。
他に「売り子がかわいい」という理由だけで買った同人CDが意外とよかったのでよく聴いている。
今回は「音楽部」という同人音楽のコーナーができていたんだけど、次回からは同人音楽、同人ゲームが正式なジャンルとして認められるらしい。同人音楽もだんだんメジャーになってきたのかなあと思う。
全然関係ないけど、同人音楽をやっている人は、事情をよく知らない知り合いなどには「インディーズのバンドをやっていて」と説明するんだろうか。別に嘘じゃないし、インディーズと同人音楽の違いって、流通の違いくらいしか思いあたらないけど(あーでも商業とインディーズだって、結局は流通の違いだし。流通の違いは大きな違いかもしれんと今思った)。
■ 萌え擬人化
twitterで哲学萌え擬人化の案がやけに盛り上がっていたので分析哲学萌えネタを投稿していた。
文学フリマで分析哲学萌え擬人化同人誌を出したらどうかという提案を受けたんだが、どうしようかな......。門外漢のただの哲学オタなのにそんなことしていんだろうか(...いや、プロパーの人がやるとも思えないけど......)。
本家の同人誌とは別に個人的コピー誌をつくってもいいかもしれないが、誰が買うんだろう......。
と言いつつ、ちょっと試してみる。
しかし、やっぱり絵が無いと寂しいなあ。
↓マリみて案。「フレーゲ様がみてる」。
「現在のフランス国王は禿である」
「現在のフランス国王は禿である」
さわやかな朝の挨拶が、澄みきった青空にこだまする。
フレーゲ様のお庭に集う乙女たちが、今日も全称量化子* のような無垢な笑顔で、背の高い門をくぐり抜けていく。
* 「∀」のこと。
汚れを知らない心身を包むのは、深い色の制服。
前哲学的直観を重んじ、物理的世界観のもとで世界についての体系的説明を与えるように、ゆっくりと論証するのがここでのたしなみ。もちろん、対象理論とメタ理論を混同するなどといった、はしたない生徒など存在していようはずもない。
私立分哲女学園。
明治三十四年創立のこの学園は、もとはウィーン学団のためにつくられたという、伝統ある論理実証主義系お嬢さま哲学学校である。
東京都下。言語論的転回の面影を未だに残している緑の多いこの地区で、一階述語論理と集合論に見守られ、幼稚舎から大学までの哲学一貫教育が受けられる乙女の園。
時代は移り変わり、元号が明治から三回も改まった平成の今日でさえ、十八年通い続ければ自然主義の純粋培養お嬢さまが箱入りで出荷される、という仕組みが未だ残っている貴重な学園である。
彼女――、うぃらーど・う゛ぁん・おーまん・くわいんもそんな平凡なお嬢さまの一人だった。
↓にょろーんちゅるやさん案(ぐぁばがい!くわいんさん)。
-‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
/ /" `ヽ ヽ \
//, '/ ヽハ 、 ヽ
〃 {_{ リ| l.│ i| ぐ
レ!小lノ `ヽ 从 |、i| あ
ヽ|l ● ● | .|ノ│ ば
|ヘ⊃ 、_,、_,⊂⊃j | , |. が
| /⌒l,、 __, イァト |/ | い
. | / /::|三/::// ヽ |
| | l ヾ∨:::/ ヒ::::彡, |
-‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
/ /" `ヽ ヽ \
//, '/ ヽハ 、 ヽピキーン!!
______/ {_{`ヽ ノ リ| l │ i|._∧,、_________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄レ!小l● ● 从 |、i| ̄'`'` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ|l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ |ノ│ 存在するとは
/⌒ヽ__|ヘ ゝ._) j /⌒i ! 量化子の変項になることだにょろ
\ /:::::| l>,、 __, イァ/ /│
. /:::::/| | ヾ:::|三/::{ヘ、__∧ |
`ヽ< | | ヾ∨:::/ヾ:::彡' |
このあいだハルヒの読んでなかった巻をまとめ読みした。
ようやく最新刊に追いついたわけだが、こんな状態でみんな放置されているのか、大変だなーと思った。
■ 地味さについて
とりあえず長門が全面的によかったのだが、それはもうただの信仰告白にしかならないので、後に回すとして。
いろいろあってハルヒは、一時代を画したオタク系コンテンツとしてもうずいぶん有名になったわけだが、改めて考えると本当にぜんぜんメジャー感の無い作品だなあと思う。
「どうして世界にはファンタジーが無いのか。どうして現実には宇宙人も未来人も超能力者もいないのか」というメタライトノベル的な設定が主軸にあって。イーガン『万物理論』で言うところの「基石」であるヒロインがいて(思いが世界につながっている人)。そんで毎回タイムワープとか時間がループしたりする話だ。
ヒロインがたくさん出てきて、毎回コスプレさせられたりするのはそれなりにラノベっぽいなあと思うのだが、この人の文章って「インテリががんばってラノベを書いている」っていう感じがする文章だなあといつも思う。何だろう。わたしのイメージでは谷川流は早稲田の文系学部を出てそうな気がするんだが(本当のところは知らない)、長門が読んでる本が『ゲーデル、エッシャー、バッハ―』だったりする、そしてそういう情報を地の文でほのめかしたりする、微妙な人文系インテリ的自意識が*。
SFファンがよく読んでいる(レーベル的には)ラノベの『ある日、爆弾がおちてきて』という「時間」をテーマにした作品集があるんだけど、そしてこれを読んでいるのはSFが好きな人とちょっととうの入ったラノベオタだけで、悪く言えば地味な本ではあるなあと思うんだけど、ハルヒも実際のところそれとあんまり変わらないよなあと思う。
わたしがプロデューサーだったならばあらすじを聞いた段階で、「それはおもしろいけど一般の読者には受けないでしょうねえ」とコメントしそうだ。
わたしは『人類は衰退しました』がどれくらい売れているのか知らないが、中高生はこれ読むのか?読んでおもしろいのか?(いや、ちょっと早熟で読書好きの子は読むと思うが、そういうのじゃなくて、もっと普通の電撃文庫の読者とかが)と思うので批評的に成功して、ブログなどで取り上げられたとしてもあんまり売れてなさそうな印象があるんだが、ハルヒだってそういうポジションの作品であったとしてもおかしくはないと思う(田中ロミオの方が構成とか文章とかが洗練された印象があるので、最初からある程度年上の人をターゲットに選んでそうだけど)。
メインターゲットの中高生じゃなくて、ちょっと年の入った読書好きのオタクとSFファンが好んでそれで終わりみたいな作品になりそうなんだけど、そうならなかったのは不思議だなあと。
しかしよく考えるとガンダムでもエヴァンゲリオンでも同じことなのでアレだけど(エヴァンゲリオンのどこにメジャー感があるのかという話であるが)、そういったものじゃなくて、こういうものが人気になるのはすごく現代っぽいかなあという気がしなくもなくもない。時間とタイムパラドックスの話だけだと、メジャー感が無く「地味ですねえ」という印象になりそうだけど、メタ構造と「主観と世界」みたいな方向に行くと「お、なんか受けそうですね」という気がなぜかわたしはするんだが、それはわりと不思議な感じだ。
あとはまあキャラクターかなあ。ハルヒ人気って実際には京都アニメーションの演出とか伊藤のいぢの絵が受けた部分も多いと思うんだけど、あれは結局それぞれのキャラクターが魅力的につくられていて、その功徳ということなんだろう。
■ パラレルワールドの話
あとハルヒについては不思議な部分があって、この小説ってよくパラレルワールドの話をするんだけど、話をほのめかすだけほのめかして、本編には絡めないんだよね。
映画つくる話で、キョンが「自分もまたフィクションみたいな存在であるかもしれないわけだが、それがフィクションをつくる意味とは? 自分もまた平等に存在するあらゆる可能性のなかの1点なのかもしれない」みたいな自問自答をはじめて「おっ」と思ったらそれだけで終わったり、館に閉じ込められる話で、古泉が「われわれは本体からコピーされた可能性の一端なのかもしれない」と言い出して、「おおおっ」と思ったらそれだけで終わったりとか。
そんだけほのめかして、話に絡めないとかおかしくね?と思う。
そんで今回分裂の最後でようやく世界が分岐しはじめた、と思ったら続編が出なくなっちゃうわけじゃないか。
あーこれはやっぱり描けないのかなあ。パラレルワールドの話はなぜかこの作者のなかで鬼門なのかなあとか思ったりした。
個人的には、『順列都市』みたいに「あらゆる可能性が平等に存在する!」みたいな大風呂敷を広げてほしいところだけど、それやっちゃうとダメなのかもしれないなあ。あらゆる可能性の1つだと思うとキャラクターに対する愛着などと矛盾するし、谷川流はもっと深くそれぞれのキャラクターに愛着があるのかなあとか、そういうことを思った。
東浩紀という人は、同時代的になんとなく流行っているオタクコンテンツの特徴に名前をつけて、ガッとアジテーションするコピーライター的な才能がある人だと思うけど、「データベース的消費」につづいて、「ゲーム的リアリズム」というのも、こういう「あらゆる可能性が並列に存在する! そんななかプレイヤーとしてのわたしの実存とは!?」みたいな、ある時代のある作品群の特徴をうまく捉えた表現であると思う。
まあアンドレ・ブルトンみたいな人だよねえ。イデオローグと思われているけど、実際はアジテータなんだと思うんだ。そう思って見直すと、よく人と仲違いしているのもブルトン的であるな。
わたしも昔は(というほど昔でもないが)、作品論などをちょっと書いてみて、「あ、おれひょっとして批評書けるかも」と思った瞬間などもあったのだが、結局エンジニアリング的な興味しか湧かなくて、「やっぱ向いていないかも」と思った。作品論はいまでも書いてみてもいいなあと思うけど。「これってどうやって動いているのかなあ」とか、そういう技法論的な部分にはすごく興味があるんだが、アジテーションは難しいし性格的にも合わないとは思う。いずれにしてももっとつきつめるまでやらないと意味がないし、そこを突き進むだけの体力が無いが今後はいろいろとがんばりたいと前向きに言っておこう。
しかし改めて考えると、それはわたしが社会学についていけなかった部分と一緒だな。「コミュニケーションの形式的なモデルつくって応用して自動翻訳機とか人工知能とか話し方教室とかつくればいいじゃん? なんでわざわざ世の中に物申さないといけなかったり、同時代の空気を読まないといけなかったり、己の暴力性とか社会を支える幻想とか素朴な前提とかそういうのをふりきって悟りを開け!みたいな話になんの?」と思ってしまう。あ、気がついたらハルヒと全然関係ない自分語り。
■ 長門について
そこで改めて技法論的に長門について語る。
長門の描き方にはずるさがあって、長門はほとんど無反応、ノーリアクション、無口をつらぬいており、感情表現のために為す努力は「2ミリくらい頷く」とかだけなのだが、きちんとそこで何を考えているか、何を感じているかが読者(と主人公であるキョン)にはわかるような描き方になっており。結果として、「この子は感情表現が苦手だけど、違うんだ。おれにはわかる!わかるんだー!」という感慨をもよおされるような仕掛けになっていると思う。
「オタクがコンピュータの気持ちを理解できるのは、他人に理解されない孤独を知っているからだ」と山形浩生も言っていたが、そういった何かに訴えかける部分があるんだと思うんだ。素直に感情を表現できず、行動に表わせないその気持ち、わかるよ、わかるよ!とか、そういうアレだ。だからやっぱ「チューリングマシンの中の人」なんじゃないかと。
よく綾波レイと比較されるが、綾波と長門の大きな違いはそこだと思う。長門は、好きなものとやりたいことがあって、「こうしたい」という意志があって、あときちんと成長もするんだよね。綾波は無口でかつ何を考えているかわからないミステリアスさを中心に押し出しているが、長門は無口だけど「何を考えているかわかる」ということを中心に押し出している、と言ってもよい。
それはそれとして、わたしが何となく長門に抱いていた共感と好感が、崇敬の念に近づいたのはコンピューター研との対決の話であった。ゲームに本気で取り組むというのは素晴しいことであると思う。「長門、コンピューター、好きか?」という展開も感動した。行き場のないわらわらとした思いが湧き、「おれも長門のようなスーパーハカーを目指そう、そのためにはまずアセンブラだ、アセンブラを勉強するんだ!」と思って、アセンブラ入門的なサイトを探したりした。まだあんまり勉強できていないけど。久渚友にはあまり憧れないが長門のようなバイナリハカーにはなぜか憧れるなあ。
■ 休み
来週は夏休み。
■ 復刊とか新刊とか
Raymond Smullyan (著), 川辺 治之(訳)
共立出版、2008
こんな本でてたよ。復刊新装版? それとも新刊なのかな?
復刊.COM経由。早川の復刊特集。
ディファレンス・エンジンはちょっと気になるかも。
『天の光はすべて星』はタイトルがかっこいい。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『ディファレンス・エンジン(上)』(最終得票数 132 票)
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68310572&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『ディファレンス・エンジン(下)』(最終得票数 132 票)
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68310573&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【著者】ウィリアム・ギブスン&ブルース・スターリング 訳 黒丸 尚
【定価】882円(税込み)
「スチームパンク」の先駆けとなった記念碑的傑作が、この21世紀に新
たによみがえる!
◇『ディファレンスエンジン』(132 票)の復刊特集ページ
はこちら
http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=6558&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『天の光はすべて星』(最終得票数 186 票)
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68310574&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【著者】フレドリック・ブラウン 訳 田中融二
【定価】777円(税込み)
星に憑かれた男マックスの生き方を、奇才ブラウンが感動的に描く。巻末
エッセイ:中島かずき
◇『天の光はすべて星』(186 票)の復刊特集ページはこちら
http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=2766&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『宇宙飛行士ピルクス物語(上)』(最終得票数 56 票)
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68310575&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『宇宙飛行士ピルクス物語(下)』(最終得票数 56 票)
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68310576&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【著者】スタニスワフ・レム 訳 深見 弾
【定価】各882円(税込み)
巨星レムが大宇宙に生きる男の冒険の数々をユーモアをまじえて描いた傑
作連作短篇集!
◇『宇宙飛行士ピルクス物語』(56 票)の復刊特集ページはこちら
http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=2952&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『死よりも悪い運命』(最終得票数 37 票)
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68310577&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【著者】カート・ヴォネガット 訳 浅倉久志
【定価】840円(税込み)
アメリカ文学界の鬼才が、作家、家族の絆、難民問題などについて語る珠
玉のエッセイ集
◇『死よりも悪い運命』(37 票)の復刊特集ページはこちら
http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=16719&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『闇の公子』(最終得票数 31 票)
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68310578&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【著者】タニス・リー 訳 浅羽莢子
【定価】798円(税込み)
妖魔の王が人界になす悪戯を描いた〈平たい地球〉シリーズ第1作、復刊!
解説:荻原規子
◇『闇の公子』(31 票)の復刊特集ページはこちら
http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=28007&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『シャドー81』(最終得票数 3 票)
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68310580&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【著者】ルシアン・ネイハム 訳 中野圭二
【定価】1,050円(税込み)
戦闘機に乗る謎の男が、旅客機のハイジャックを通告した! 冒険小説の
名作、遂に復活
◇『シャドー81』(3 票)の復刊特集ページはこちら
http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=36875&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『ヒルダよ眠れ』(最終得票数 3 票)
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68310581&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【著者】アンドリュー・ガーヴ 訳 宇佐川晶子
【定価】840円(税込み)
妻殺しの影に潜む意外な真相。ミステリ史上に名高いサスペンスの傑作を
新訳で贈る!
◇『ヒルダよ眠れ』(3 票)の復刊特集ページはこちら
http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=31376&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『見えないグリーン』(最終得票数 6 票)
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68310582&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【著者】ジョン・スラデック 訳 真野明裕
【定価】840円(税込み)
老人がトイレで奇怪な死を遂げた。名探偵サッカレイ・フィンが密室不可
能犯罪に挑む!
◇『見えないグリーン』(6 票)の復刊特集ページはこちら
http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=25945&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『水晶砦の攻防』
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68310579&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【著者】デイヴィッド・エディングス 訳 宇佐川晶子
【定価】714円(税込み)
〈ドラル国戦史5〉怖るべきヴラーの軍勢が次に向かった先は、ダレイネ
の領土である〈短い夏の国〉だった
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『漂う殺人鬼』
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68310583&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【著者】ピーター・ラヴゼイ 訳 山本やよい
【定価】945円(税込み)
〈ダイヤモンド警視シリーズ〉衆人環視の浜辺で絞殺された女性。ダイヤ
モンド警視は狡猾な連続殺人鬼と相まみえる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『時計じかけのオレンジ(完全版)』
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68310584&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【著者】アントニイ・バージェス 訳 乾 信一郎
【定価】777円(税込み)
前文庫版には未収録だった最終章を付加!本当の結末に驚愕せよ。
解説:柳下毅一郎。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『ゴーリキー・パーク(上)』
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68310585&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『ゴーリキー・パーク(下)』
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68310586&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【著者】マーティン・クルーズ・スミス 訳 中野圭二
【定価】各882円(税込み)
ゴーリキー公園で発見された死体。捜査官レンコはソ連社会の暗部へと迷
い込んでいく。
岩波数学書復刊特集。
待望の『多様体 増補版』『特殊函数』『微分積分学』の復刊をはじめ、
アティヤ=シンガーの『指数定理』など、一筋縄ではいかない難問ぞろい
のラインナップです。この機会にいま一度数学と向き合い、数学の楽しさ、
奥深さに触れてみてはいかがですか?
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『多様体 増補版』(最終得票数 3 票)
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68310539&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【著者】服部 晶夫
【定価】2,940円(税込み)
線形代数、位相空間論、微積分の基本事項を予備知識として、多様体の大
域的構造をベクトルバンドルという言語を軸に明快に解説する。数学を使
う立場の読者にも理解できるように構成された多様体への優れた入門書。
◇『多様体 増補版』復刊リクエストはこちら
http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=42495&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『特殊函数』(最終得票数 6 票)
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68310540&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【著者】犬井 鉄郎
【定価】3,150円(税込み)
数学のみならず物理・工学においても不可欠な特殊函数。本書は多種類の
特殊函数を直交多項式、超幾何函数として統一した立場からとらえ、個々
の性質についても詳述する。理論・応用両面にすぐれた定評あるテキスト。
◇『特殊函数』復刊リクエストはこちら
http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=29689&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『微分積分学 I』(最終得票数 6 票)
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68310541&tr=s
■『微分積分学 II』(最終得票数 6 票)
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68310542&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【著者】三村 征雄
【定価】各2,940円(税込み)
現代的立場から書かれた定評ある微積分の教科書。集合から説きおこし、
微積分を厳密に解説していく。Iでは主に1変数の、IIでは主に多変数の微
積分を扱う。豊富な例と練習問題など、教育的配慮も十分になされている。
◇『微分積分学 I・II』復刊リクエストはこちら
http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=4435&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『指数定理』
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68310559&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【著者】古田幹雄
【定価】6,090円(税込み)
アティア=シンガーの指数定理は、楕円型線形微分作用素の指数が特性類
を用いた位相不変量で表わされることを示した。それは一般次元のリーマ
ン=ロッホの定理、ヒルツェブルフの符号数定理を包括した形で定式化さ
れた。族の指数へと自然に拡張できる、位相的K理論を用いた直接的なアプ
ローチを紹介する。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『確率の計算』
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68310537&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【著者】工藤 弘吉
【定価】3,150円(税込み)
確率を現実から遊離させずに構成するために、公理的方法によらず経験的
直観的構成法を採り、応用に際して計算の基盤となる考え方を提供する。
最小の予備知識で確率を学び応用する人たちにとって、またとない教科書。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『群論』
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68310538&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【著者】浅野 啓三 永尾 汎
【定価】2,625円(税込み)
群は数学の最も基本的な概念であり、物理学などでも必要性が増している。
本書は、広大な群論の中から重要なポイントをおさえ、真に理解できるよ
うに大きな努力を払っている。群論の入門書として、極めて評価が高い。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『微分方程式の解法』
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68310543&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【著者】吉田 耕作
【定価】3,150円(税込み)
常微分および偏微分方程式の解法に関して見事に解説した定評のある入門
書。方程式の持つ一般的な性質や解の存在性、一意性について詳しく調べ、
あらゆるタイプの方程式の解法を体系的に理解できるように配慮した。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『数学』 復刊特集ページ
http://www.fukkan.com/fk/GroupList?gno=1031&tr=s
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■ 売名
人がいっぱいくる内に宣伝。
- 第7回文学フリマに応募しました。
- コミケで売った忍者小説と、新作の小説を売ります。
- at-akada.org > アーカイブ騎士団
- http://www.at-akada.org/blog/2008/08/2008814.html
あとついでに宣伝
アーカイブ騎士団同人のmmwwがゼロアカ道場の記事をまとめたのでこれも宣伝。


■ 販売について
- 遊びに来てくれた人、買ってくれた人、どうもありがとう。
- 写真にモザイク入れたら卑猥な感じ?になった。くまちゃんはオリジナルのくのいち衣装をつくってくれた上、いろいろ手伝ってくれ、非常に助かりました。
- 期限ギリギリになって増刷したのですが、印刷が間に合って良かった。
- となりのブースの人に本を一冊贈呈するなど、コミケ的な交流を試みていたら、フランス書院美少女文庫を頂いた。
- 002と001と合わせて30冊ほど売れた。なかなかよかった。
- 旧刊(001)の在庫が見つかったのでひっぱりだして売っていた。
- id:mmwwがブログにゼロアカヲチ記事を書いていたらゼロアカの人が取材に来た。売名行為成功
- http://d.hatena.ne.jp/fujita_xamoschi/20080817/1219001776
- その3の最初の方。mmwwがメイン。わたしも後ろの方にうつっている。
- http://www.nicovideo.jp/watch/sm4331265
- はからずも(あこがれの)ニコニコデビューしてしまった......。
■ その他いろいろ
- 渦状言論のブースに行ったら、隣がPLANETSのブースで、東ひろきがPLANETSのスタッフにしきりに絡んでいたのがおもしろかった。
- 宇野常寛はいなくて、スタッフがちょっと困った風だった。
- ペーパーを配っていたのだが、「やっぱ狂ってないとダメだ」って書いていて「なるほど」と思った。
- くまちゃんにコスプレの衣装づくりの話を聞いておもしろかった。そもそも現実にありえない服をいかに再現するかというところにいろいろな苦労があるらしい。
- 同人誌はそんなに買ってない。CDを買ったりしていた。
- イノウエ『乙女トリガー』おもしろかった。
- 乙女にあこがれやまぬ思いがありつつ、乙女ではない自分に対する絶望をかみしめつつ生きているので、すばらしさを感じた。あとこれのおかげで森ガールという言葉を知った。
■ 学習
萩谷 昌己 (著), 西崎 真也 (著)
岩波書店、2007
最近の通勤数学本はこれである。ちょっとずつ通勤時間に読んでいる。
ところで、誰か知っていたら教えてほしいのだが、
集合Aの半順序Rが以下の条件を満たすとき, A はR によって束(latice)を成すという.
- 任意のa,b∈Aに対して, あるc∈A が存在して, cRa かつ cRb が成り立ち, さらに, 任意のd∈Aに対して, dRa かつ dRb ならば dRc が成り立つ.
- 任意のa,b∈Aに対して, あるc∈A が存在して, aRc かつ bRc が成り立ち, さらに, 任意のd∈Aに対して, aRd かつ bRd ならば cRd が成り立つ.
例えば,自然数上の大小関係≦を考えると, 最初の条件 c は, a と b の小さい方になり, 二番目の条件 c は, a と b の大きい方になる. 一般に, 二番目の条件の c を a と b の下限(infimum)といい, a∧bと書く. また, 最初の条件の c を a と b の上限(supremum)といい, a∨b と書く.
p11, 強調はわたし
強調部分の上限と下限の定義って逆だよね? 誤植だよね、これ?
一番目の条件の方が下限で、二番目の条件の方が上限だと思うんだが、なぜか本文では逆になっている。
本文の通りに読もうとするとこのすぐ後の記述とも合わないんだが。
この手の本に誤植があると、しばらく悩んでしまうので困りものだ。みんなで読んでいればすぐ誤植に気がつくんだろうけど、独学者の憂鬱のタネの1つである。
ところで、関係ないが、laticeは日本語ではなぜか「束」と訳される。英語の意味的には「格子」のはずなんだが。
束となっているせいで、上下をしばった藁束を想像していたが、意味を考えると「格子」の方が適切な気もする。
(格子の場合、2点を選ぶと自動的に上限と下限が1つに定まるじゃないか。だから格子なんだと思うんだけど)。
■ コミケの感想
あとで書きます。
■ 文学フリマ
第7回文学フリマ応募しました。
新作を出す予定です。
(コミケには新作は出ません)。
以下申し込み時に作成したPR文
おかしな星々を逃げ回る泣き虫画家の逃走劇! 宇宙の宙って電話みたいじゃない?
001は探偵小説、002は忍者小説と混沌とした道を歩む騎士団ですが、新作の003は「宇宙」を舞台にした連作短編小説。奇妙な星々を巡る放浪の画家の生活とご意見。師匠を追う弟子(美少女)の不運。奇想と空想がとぐろを巻くぐるぐる回転、宇宙周遊小説!
■ ウミガメのスープ
最近勝間和代がウミガメのスープの本を薦めているらしく、わたしはあまり勝間和代って知らないんだが、shimがその本を持っていたのでウミガメのスープというゲームに参加する機会があった。
男がレストランで、ウミガメのスープを注文した。一口それを口にした男はウエイターを呼び、「これは確かにウミガメのスープかね」と聞いた。ウエイターは「さようでございます」と答えた。
その夜、男は自殺した。なぜ?
出題者は、上のように状況の一部だけを説明し、謎を解くように求める。参加者は、Yes/Noで答えられる質問だけを行なえる。
出題者1人、参加者1人以上が必要。
Yes/Noで答えられる質問だけを使って状況を解き明かしていくところがミソだ。
やってみてわかったんだが、状況の中に「演技」や「誤解」が含まれていると問題の難易度が非常に高くなる。
「男は女に話しかけた?」と質問したときに、「男にとって?」「女にとって?」という視点の差が出てくるから。
たとえば以下のような問題があった。
男がガムを噛んでいたので、耳の聞こえない女は話しかけられたと思い、紙をわたした。男は有名作家だったのでサインを求められたと思い、サインを書いて返した。女はなぜかサインをわたされたので次の駅でその紙を捨てた。
という状況をYes/Noの質問だけで解いていくのはかなり難しいんだ。
これはかなり楽しいゲームだと思うんでもっとやりたい。
2ch上でやってるなら参加したいなあ。
あと問題を集めておき、適当に人が集まったときに出題するようにしたい。
以下問題の載っているサイトなど。
幻想郷的ウミガメのスープなるものまであった。
■ 最近便利だと思ったもの
インターネットからファイルをアップロードしてセブンイレブンで印刷できる。
ローソンは店舗によってはFaxが使える。
■ 蔵書管理
http://mediamarker.net/u/at_akada/
これに、自分の蔵書をすべて登録しようと思っている。
なぜそんなことをするかというと、すべて部屋を片付けるためだ。
公開するのはついでだ。
自分の持っているすべてのもの(まずは、部屋をうめつくしている本)のリストをつくる、という一件迂遠に見える手段こそが、部屋を片付けるための最善手なのではないかという気がした。のでやっている。
■ 写真
ブログに顔写真などを載せるとモテ系なので、写真を載せたいがいい写真がない。そもそも自分で撮るのはむずかしい。


こういうぼやけたものが良いだろうという気はする。
伏見 つかさ (著)
アスキー・メディアワークス(電撃文庫(1639))、2008
■ あらすじ
ギャルだと思っていた中学生の妹が隠れオタクだったので兄が相談にのる。兄はふつうの高校生。
兄は妹のために、「オフ会に行ってオタ友達を見つけさせる」「父親を説得する」などの行動をとる。
■ 感想など
基本的にあらすじの通りの話。
オタ話やオタク像のディティールを楽しむものかな。
たぶん、「妹もののエロゲーとアニメが好きな妹がいたらおもしろいよねくすくす」という設定先行で話をつくっていると思う。はてなアンテナ使ってニュースサイトでエロゲ情報をチェックして戦闘少女もののアニメが好きで妹萌えという妹の設定は微妙にリアルなんだが、それは、たぶんわたしと同じくらいか、その前後の世代の男のオタクにいそうな像(たぶん作者と同世代)であって、いやひょっとしたらその世代であればそういう女性がいてもおかしくはないと思うが、そんな中学生女子はぜってえいねえ。表面ギャルで隠れオタクという人はいそうだが、そのオタク像は世代的にありえん。まずもってはてなアンテナは使わずRSSリーダー使うだろうし、妹ものって、今別に流行ってなくね?と思った。何だろう、世代的に言うと、エヴァンゲリオンが同時代かそのちょっと後で、でもエヴァ嫌いでセーラームーンを高く評価していて、大学時代にシスタープリンセスに大はまりしたみたいなそういう感じのオタク像だろうか(考えすぎだが)。
むしろ妹の友達になる「ゴス服で厨二アニメ好きでニコ動にウマウマ踊ってみた動画あげてる人(黒猫さん)」の方が今の中学生女子でありえそうなオタク像に近いかなあと思った。学校に友達いなさそう。
あと、オフ会の主催者の人は、リュックにポスター差してて議論好きでめんどうみがよくて、一人称が「拙者」で、これはむしろわたしの少し上くらいのオタク第二世代くらいの人かなあと思った。ファーストガンダム見てる世代で、究極超人あ~るが好きそうな。
このように考えていくとこの3人はオタク第二世代、第三世代、第四世代の代表として配置されているのかもしれんと思えてきたが気のせいだろう。というかむしろ
- 作者と同じくらいの世代(妹)
- ちょっと上(主催者の人)
- ちょっと下(黒猫さん)
という配置のような気がする。まあ世代論はいいや、明らかに考えすぎだし*。
後半の兄ががんばって父を説得する展開はよかったのだが、「偏見はよくない! オタクはみんないいやつだ!」みたいなノリはちょっとなあと思う。何だろう、後ろ暗さがいいはずのものを無理矢理健全なものとして弁護しようとしているみたいな違和感があるかもしれない。
■ 思ったこと
わたしが若い頃は、コミュニケーションスキルとして「正しい意見」と、事実に即して「正しい意見」の区別があまりついていなかった。それらが明確に違うと意識しはじめたのはいつ頃だったかもう忘れたが、高校を卒業した後だったのは確かだ。
そういった経験から、多くの人は違いを認識していないのではないかという思いを抱いている。
世間知としては、別にそれで問題も生じないだろうから、それでいいんだろうと思う。
しかし、困るのは、特に相手を貶める気も攻撃する気なく、「単に間違いを訂正している」ということになかなか気がついてもらえないことだ。真理を「ただそれが真理であることによって尊ぶ」というのは美習だと思うんだが。
■ 就職とわたし
就職したら忙しくなるとさんざん周りから脅され、今も「じきに忙しくなる」などと先輩などから脅される日々だが、毎日定時ないし1時間以内の残業だけで帰っている。
言うと反感を買うので言わないようにしているが、正直なところ、「おまえもすぐ忙しくなる」「自分がいかに忙しいか」とアピールする人を見るたびに「無能だから定時に帰れないだけでしょ」という思いを押え切れずにいる。
実際のところ、客のいるプロジェクトに配属されているわけではないので、あまり大きなことは言えないが、ほとんど同じ仕事を与えられている同期は今でもへたをすれば10時とか11時とかに帰っていて、わたしは毎日6時とか7時とかに帰っているので、この状況は今後もさほど変わらないのではないかと思う。
むしろ仕事の量が少なかった最初の研修の頃の方が遠慮して残業していたので、仕事量の問題ではなく、ある程度は精神の問題ではないかと思う(無論、残業せざるをえない無茶な仕事量というのは存在しうると思うが)。
たぶん考え方がだいぶ違っていて、残業をする人は「7時に帰ってもうしわけない」と思っている。わたしは「1時間も残業をしてしまって恥しい」と思っている(ちなみに定時は6時まで)。
あとわたしは「残業はしない方が会社にとって善である」と強く信仰しており、いつでもその理由を説明できる。
- 利益を生むことが会社に対する貢献であるとは言え、
- 自分にふさわしい勤務時間を判断することは従業員の仕事ではない。
- そもそも会計だって、わたしの勤務時間を定時でもって計算しているのだから勝手な判断で伸ばしたらダメだろ。
- ならば適切な勤務時間として定められ公表された定時に可能なかぎり従うべきである。
今の内に今後のことも考えておく。
現在は同期の数人にほとんど同じ仕事が与えられているので、わたしが毎日定時に帰っても、わたしの進行度がトップであるかぎり「要領がよい」という評価につながるだけだ。
今後ふつうにプロジェクトに割り当てられるようになれば、「みんな同じタスクの量」というわかりやすい基準がなくなるので、早く帰っていると「あいつだけ楽をしているのではないか」と思われる可能性がある。
それによって仕事量が増えた場合は、「明確にわたしだけ仕事量が多い」という状況になるまで待ち、あとは適当にオタついて見せ「なぜか大量の仕事を持たされているんです。XXさんがもっと仕事を増やせって言うんですー」などと吹聴してまわれば、「おいおいなんで一年目の赤田くんにこんなに大量の仕事を任せてるんだ? 白痴か?」みたいな状況になり、仕事量が平準化されるのではないかと思った。
■ 思ったこと2
世の中に存在する名盤と言われるアルバムの多くは、制作過程で、情熱の二割くらいを「スケジュール合わせ」に向けていたと思うんだ。
しかし「このアルバムはスケジュール合わせの苦悩が感じられる名盤だ」と呼ばれるような名盤はあまり見たことがない。
特に音楽と関係がないような人生上の出来事だって、たとえば「人生の危機に直面し、それを乗り越えたxxxの円熟が感じられる名作」と関係づけられるのに、むしろ制作と深く関係のある「スケジュール合わせ」がこんなにも言及されないのは考えてみると不思議じゃないだろうか。
■ 思ったこと3
「年をとると安易に一般化するようになってよくないなあ」と思って、そのすぐ後にそれ自体が一般化であることに気がついた。
あと言うほど年を取ってもいない。
■ 思ったこと4
昔は集団の中で求められる役割が「トリックスター」と「フール」ばかりだった。今もそれほど変わりはないんだが、自分のなかの志向としてはうまく「ヒール」でありたいという思いが生じつつある。
実を言うと、「フールからヒールへ」っていうのが語呂がよくてよいなと思っただけだけど。
■ 革命を達成する方法
世界革命でも人間革命でも何でもいいのだけど、何かを変えたいと思ったときに取るべき方法。
- 現状を分析し、改善すべき部分を明確に表現する
- 目標を具体的に立て、何が改善されれば目標が達成されるのかを明確に定義する
- 計画をたてる。目標にいたるまでの過程を細分化し、いつまでに何をどこまで達成すればよいのかはっきりさせる
- 計画を実行する
- 計画の進行をチェックする。定期的にアウトプットを公開し、なるべく多くの人の目に触れさせる。目標がどれくらい達成されたか定期的に確認し、改善すべき点があれば改める
こうすべきだ、と考える理由の1つは、それが真剣に何かを変えたいと思った人や集団が選びそうな方法であり、カルトや自己陶酔に満ちた集団や、鬱憤や不安をはらしたいがために集まった若者の群れが最も選びそうにない方法だから。
だってなあ、目標や計画を定めず曖昧なままナアナアでやってれれば、責任も負わなくていいし、失敗や挫折に直面することもないし、大した努力もしなくていいし、特に何もしていないのに何かと必死に戦っているふりができるしなあ。戦っている相手は曖昧なら曖昧なほど、自分の行動を真剣に考えずにやっていける。「後期近代における資本主義の精神」とか「管理社会」とか「情報統合思念体」とか。
ここまで考えた段階で、「じゃあそっちの方がいいじゃん!」と思った。
ここで誠実な態度としては「何かを真剣に変えようと思って努力している人」と「曖昧な仮想敵と仮想の目標を設定することで戦っているフリをする人」の区別ができないのは愚かな人だけであり、賢い人には見ればきちんとわかるんだからね、という態度もありえるかと思う。しかしよく考えると、世の中にそんな賢い人がたくさんいるという保証も特にない。
なので、革命ごっこに邁進するふりもそれはそれで良いことなのではないかと思えてきた。革命家もモテそうだし*。
















