谷川流(著), 蒼魚真青(著)
メディアワークス、2003
ハルヒおもしろいなーって言ってたら、人からたびたび学校を出よう!も読めと薦められるので、読んでる*。学校を出よう!1は「あー、ハルヒよりふつうにラノベっぽいかなー」というくらいでそれほどでもなかったのだけど、2はめちゃくちゃおもしろかった。1とは設定、世界観を共有してるみたいだけど、主人公その他も別なので、いきなり2から読んでも大丈夫だと思う。
■あらすじ
神田健一郎は気がついたら血のついたナイフを片手に3日前にタイムスリップしていて、しかもこの6日間の記憶が失われていた。部屋に帰ると、今度は3日前からタイムスリップしてきてしまったもう1人の自分に遭遇する。
2人(1人?)は同級生の女子を巻き込み、
- (1)なぜ自分たちは時間を移動したのか
- (2)かすかに記憶にある誘拐事件
の謎を解こうとする。
時間移動もののSFミステリですね。
■ ドラえもんだらけ
作中でも言及されているけれど、元ネタはドラえもんですね。1時間後、2時間後の未来のドラえもんをつれてきて宿題を手伝わせる話。「ドラえもんだらけ」(5巻収録)です。
『人類は衰退しました』でも、言及はされてませんでしたが、同様のネタは使われていました(「妖精さんの、じかんかつようじゅつ」)。わたしはドラえもんのこの回の話が大好きなので満足ですね。
■ 感想
ドラえもんという元ネタはあるものの、気がついたら血のついたナイフを片手に3日前にいたというところからはじまって、最後の謎解きまで含め、タイムスリップものとして非常によくできていたので、わくわくしながら読みました。この年の星雲賞がこれでもまったくおかしくない。むしろ何で受賞しなかったの?と思った。
これは次巻も大いに楽しみ。
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