うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめで“美学”タグの付いているブログ記事

美学者佐々木健一の著作一覧(不完全)。

随時改訂・追加予定。


単著

講談社、1981

別人と見た。


筑摩書房、1982

講談社学術文庫、1994

確かサントリー学芸賞受賞。


東京大学出版会、1985

読んだ。

http://www.at-akada.org/blog/2007/01/post_21.html


春秋社、1994


勁草書房、1998


東京大学出版会、1995

読んだ。


勁草書房 、1998


フランスを中心とする18世紀美学史の研究―ウァトーからモーツァルトへ

岩波書店 、1999


タイトルの魔力―作品・人名・商品のなまえ学

中公新書、2001

あーこれは絶対買おう。


美学への招待

中公新書、2004

これも読まないわけにはいかないだろう。


共著

共著(売ってるやつ)

今道友信(編)

東京大学出版会、1982

「ミニアチュールの美学 : ものの大きさについて」


東京大学美学芸術学研究室編

「ボワローの「詩学」 : その実像を求めて」

勁草出版サービスセンター、1983


今道友信(編)

東京大学出版会、1984

「近世美学の展望」


今道友信(編)

東京大学出版会、1984

「芸術」


今道友信(編)

東京大学出版会、1984

「演劇」


大森荘蔵〔ほか〕(編)

岩波書店、1986

「虚構と真」


市川 浩 (編集), 坂部 恵 (編集), 村上 陽一郎 (編集), 加藤 尚武 (編集), 坂本 賢三 (編集)

岩波書店、1990

「引用をめぐる三声のポリフォニー」


海老沢敏(編)

岩波書店、1991

全4冊。シリーズ全体の編集に関わっているようだが、とりあえず1冊だけ。


精神と音楽の交響―西洋音楽美学の流れ

今道友信(編)

音楽之友社、1997

「耳から知性への音楽 : デカルトにおける美と音楽の快」


モーツァルティアーナ―海老沢敏先生古希記念論文集

東京書籍、2001

「「哲学者」たちの自然 : ルソー=ラモー論争をめぐって」


学問の英知に学ぶ (第2巻)

ロゴスドン編集部

ヌース出版、2004

「美と創造の藝術哲学」


レトリック事典

佐藤 信夫, 松尾 大, 佐々木 健一

大修館書店、2006

ほしいけど値段が。


思想の身体―愛の巻

末木文美士(著), 佐々木健一(著), 渡辺哲夫(著), 横森理香(著), 虎井まさ衛(著), 上野千鶴子(著)

春秋社、2006

「エロスと美、そして醜」


共著(売ってないやつ)

  • 『文學哲學論文集』

東京大學文學部研究報告 / 東京大學文學部研究報告刊行委員會[編]

東京大学文学部、1974

「デカルト『情念論』のテキスト形成過程に関する一試論」


  • 『前カント的・非カント的美学の射程』

佐々木健一[ほか]著

科学研究費補助金(総合研究A)研究成果報告書

東京大学文学部、1985


  • 『美の経験の意味と論理あるいは記述と還元』

研究代表者藤田一美, 佐々木健一

昭和63-平成2年度科学研究費補助金総合研究(A)研究成果報告書

藤田一美,佐々木健一, 1991


  • 『美と藝術の価値論的基礎づけ』

研究代表者, 佐々木健一

平成5・6年度科学研究費補助金(総合研究(A))研究成果報告書

「目的性・合理性・価値 : P.グライスの価値論」

佐々木健一、1995


  • 『美学における感性・身体・共同体』

第46回美学会全国大会におけるワークショップの論集

東京大学大学院人文社会系研究科美学藝術学研究室、1996


  • 『作品概念の史的展開に関する研究』

研究代表者 佐々木健一

平成7・8・9年度科学研究費補助金(基盤研究A 1)研究成果報告書;

科学研究費補助金(基盤研究A 1)研究成果報告書

佐々木健一, 1998


  • 『日本の近代美学(明治・大正期)』

研究代表者 佐々木健一

平成12年度~平成15年度科学研究費補助金基盤研究(A)(1)研究成果報告書

東京大学大学院人文社会系研究科、2004


  • 『グローバリゼーション状況下における芸術の論理と倫理』

藤田一美 研究代表

科学研究費補助金(基盤研究A)研究成果報告書 ; 平成14年度-平成17年度

「アートワールドとコモン・センス : 歴史の形成とグローバリゼーション」

藤田一美, 2006


翻訳のうち気になったもの。

グループμ (編集), 佐々木 健一 (翻訳), 樋口 桂子 (翻訳)

大修館書店、1981


一般修辞学

樋口 桂子 (翻訳), 佐々木 健一 (翻訳)

大修館書店、1995


M. ブラック (著), 佐々木 健一(訳)

勁草書房 、1986

まったく勉強できていないが、レトリック論は以前からずうっと気になっているジャンルのひとつ。文学研究と社会学の交点のひとつでもあるわけだし。


ジルソン (著), 佐々木 健一(訳)

岩波書店、1985


アンリ グイエ (著), 佐々木 健一 (翻訳)

未来社、1990


イアン グレアム (著), 佐々木 健一 (翻訳)

福武書店、1991


論文

http://ci.nii.ac.jp/cinii/servlet/CiNiiTop#

↑で検索して出てきたやつのうち、別人らしきものは外した。新しい順。


  • 対談 タイトルとは何か--詩・美術・近代 佐々木健一×建畠晢 (特集 タイトル論--名づけの不思議)

現代詩手帖 49(3),10~26,2006/3(ISSN 13425544) (思潮社 〔編〕/思潮社)

佐々木,健一; 建畠,晢

  • ディドロにおける美の形而上学(上)『絵画論』第七章とその原点

精神科学 (44),29~49,2006(ISSN 02876604) (日本大学哲学研究室)

  • 座談会 歌の力、物語の力--『源氏物語虚構論』と人文学

UP 33(9) (通号 383),7~24,2004/9(ISSN 09133291) (東京大学出版会)

鈴木,日出男; 佐々木,健一; 月村,辰雄

  • ひなげしとエレクトラ

UP 32(12) (通号 374),10~15,2003/12(ISSN 09133291) (東京大学出版会)

  • 脱統辞としての詩的なるもの : 島本融「シニフィアン、その眠りと覚醒」による考察(第五十三回美学会全国大会発表要旨)

美學 53(3),69,20021231(ISSN 05200962) (美学会)

  • タイトルとメタファー--遠近法とことばの魔力 (特集 メタファー--古くて新しい認知パラダイムを探る)

言語 31(8) (通号 372),48~51,2002/7(ISSN 02871696) (大修館書店)

  • 新世紀の展望と日本美学--国際美学会議を終えて

UP 31(3) (通号 353),8~12,2002/3(ISSN 09133291) (東京大学出版会)

  • 第一五回国際美学会議報告

美學 52(3),90-98,20011231(ISSN 05200962) (美学会 編/美学会/美学会)


  • 星月夜のころ

図書 (623),17~23,2001/3(岩波書店)

  • 座談会 身体表現--特集にちなむ (特集 美術と身体表現)

西洋美術研究 (5),4~13,2001(三元社 〔編〕/三元社)

高階,秀爾; 佐々木,健一; 小佐野,重利

  • ディドロの生涯と思想--『絵画論』研究のための序説

美学芸術学研究 (通号 20),1~39,2001(ISSN 13426095) (東京大学大学院人文社会系研究科・文学部美学芸術学研究室 編/東京大学大学院人文社会系研究科・文学部美学芸術学研究室)

  • ロレート詣で

UP 29(8) (通号 334),1~6,2000/8(ISSN 09133291) (東京大学出版会)

  • 書き手としてのディドロ--『絵画論』研究のために

美学芸術学研究 (通号 19),1~40,2000(ISSN 13426095) (東京大学大学院人文社会系研究科・文学部美学芸術学研究室 編/東京大学大学院人文社会系研究科・文学部美学芸術学研究室)

  • 空間の異文化--ピーター・ブルックの『ドン・ジョヴァンニ』

春秋 (通号 407),10~13,1999/04(ISSN 13436198) (春秋社 〔編〕/春秋社)

  • 近代の命運としての相対主義 : ディドロ『ブガンヴィル航海記補遺』を読む

哲學雜誌 114(786),54-70,19990000(ISSN 03873366) (哲学会 編/有斐閣/財団法人学会誌刊行センター)

  • ディドロのテクスト--『絵画論』研究のために

美学芸術学研究 (通号 17・18),1~32,1999(ISSN 13426095) (東京大学大学院人文社会系研究科・文学部美学芸術学研究室 編/東京大学大学院人文社会系研究科・文学部美学芸術学研究室)

  • 岡田温司, 『ルネサンスの美人論』, 人文書院, 1997, 244 頁

美學 49(3),68,19981231(ISSN 05200962) (美学会)

  • 『ディドロの美術論』上下 2 巻, Diderot On Art-I "The Salon of 1765 and Notes on Painting", 250pp., -II "The Salon of 1767", 344pp., Translated by John Goodman, Introduction by Thomas Crow, Yale University Press, 1995

美學 49(3),67,19981231(ISSN 05200962) (美学会)

  • 泰山にのぼる

UP 27(7),7~11,1998/07(ISSN 09133291) (東京大学出版会)

  • 赤羽研三著『言葉と意味を考える』

フランス哲学・思想研究 (通号 3),183~187,1998(ISSN 13431773) (「フランス哲学・思想研究」編集委員会 編/日仏哲学会)

  • ディドロ『絵画論』の資料とテクスト構成について--特に最終章の意味を中心に (「美術に関する調査研究の助成」研究報告〔含 研究者別および主題別索引〕)

鹿島美術財団年報 (通号 15別冊),12~18,1997(鹿島美術財団 〔編〕/鹿島美術財団)

  • キリスト者フランクの肖像

春秋 (通号 380),1~4,1996/07(ISSN 13436198) (春秋社 〔編〕/春秋社)

  • 表題の美学 : その理論的価値について(美学会第四十六回全国大会報告)

美學 46(3),67,19951231(ISSN 05200962) (美学会)

  • 藝術の価値原理 : 近世美学史の一断面

美學 44(2),1-11,19930930(ISSN 05200962) (美学会 編/美学会/美学会)

  • 映像の詩

文学 4(1),p75~77,1993/01(ISSN 03894029) (岩波書店 〔編〕/岩波書店)

  • ミモザ幻想

文学 3(3),p75~77,1992/07(ISSN 03894029) (岩波書店 〔編〕/岩波書店)

  • 翻訳原論 (日本文化における翻訳<特集>)

文学 3(1),p31~43,1992/01(ISSN 03894029) (岩波書店 〔編〕/岩波書店)

  • 『第 11 回国際美学会議 1988. 研究報告書』, XIth International Congress in Aesthetics 1988 Proceedings, A Selection edited by Richard WOODFIELD, Nottingham Polytechnic Press, 1990, 6+245pp.

美學 41(4),76,19910331(ISSN 05200962) (美学会)

  • V. ウーゴ編, 『ロージエと建築理論の諸次元』, Laugier e la dimensione teorica dell'architettura a cura di Vittorio UGO, Bari, Edizioni Dedalo, 1990, 237p.

美學 41(1),73,19900630(ISSN 05200962) (美学会)

  • 作者の誕生 : そのアリバイをめぐる近世美学史

美學 40(3),1-11,19891231(ISSN 05200962) (美学会 編/美学会/美学会)

  • 17世紀フランスにおけるオペラの思想的背景

文学 57(10),p100~108,1989/10(ISSN 03894029) (岩波書店 〔編〕/岩波書店)

  • 第十一回国際美学会議報告

美學 40(1),47-62,19890630(ISSN 05200962) (美学会 編/美学会/美学会)

  • 幸福としての共生 : 十八世紀フランス美学の基底

思想 776,23-43,19890000(ISSN 03862755) (岩波書店/財団法人学会誌刊行センター)

  • 作者の誕生 : そのアリバイをめぐる近世美学史(美学会第三十九回全国大会報告)

美學 39(3),58,19881231(ISSN 05200962) (美学会)

  • 戸口幸策, 『音の波間で』, 昭和六十二年, 音楽之友社, 二八六頁

美學 38(3),70-75,19871231(ISSN 05200962) (美学会 編/美学会/美学会)

  • J. ハイト, 『フランス古典文学における理性の概念 1635-1690』, Jeanne Haight, The Concept of Reason in French Classical Literature 1635-1690, University of Toronto Press, 1982, 208p.

美學 38(2),76,19870930(ISSN 05200962) (美学会)

  • 絵画の時代としての18世紀--思想史の一座標

思想 (通号 756),p54~81,1987/06(ISSN 03862755) (岩波書店)

  • ロラン・モルチエ, 『独創性-啓蒙時代の新しい美的範疇』, Roland MORTIER, L'Originalite, une nouvelle categorie esthetique au siecle des lumieres, Geneve, Droz, 1982, 218p.

美學 37(1),63-68,19860630(ISSN 05200962) (美学会 編/美学会/美学会)

  • 限界の冒険--H.ピンタ-作「背信」について (演劇<特集>)

理想 (通号 629),p101~105,1985/10(ISSN 03873250) (理想社 〔編〕/理想社)

  • 山崎正和, 『演技する精神』, 昭和五十八年, 中央公論社, 二八一頁

美學 35(1),68-72,19840630(ISSN 05200962) (美学会 編/美学会/美学会)

  • ディドロ『絵画論』-訳と註解-(3)

東京大学文学部美学藝術学研究室紀要・研究 3,29,1984

  • 記号と身体の宇宙誌--浅沼圭司著「象徴と記号」〔他7篇〕 (日本の知の冒険者たち・その101冊の本<特集>)

国文学 解釈と教材の研究 28(15),p50~65,1983/11(ISSN 04523016) (学灯社 〔編〕/学灯社)

  • 人格と作品 : その非相称性について

美學 34(2),1-12,19830930(ISSN 05200962) (美学会 編/美学会/美学会)

  • 発見術としてのレトリック--フィギュ-ルと想像力

思想 (通号 706),p68~99,1983/04(ISSN 03862755) (岩波書店)

  • 「いわんや」の修辞学--同意と共感のメカニズム (レトリック<特集>)

理想 (通号 595),p104~115,1982/12(ISSN 03873250) (理想社 〔編〕/理想社)

  • 芸術の基底--制作学から解釈学への回帰

思想 (通号 696),p13~32,1982/06(ISSN 03862755) (岩波書店)

  • 台詞の類型と構造-5完-沈黙とパロ-ル

思想 (通号 686),p74~97,1981/08(ISSN 03862755) (岩波書店)

  • 言語の造形と空間--修辞学と美学 (レトリック<特集>)

思想 (通号 682),p26~48,1981/04(ISSN 03862755) (岩波書店)

  • 台詞の類型と構造-4-モノロ-グからディアロ-グへ-下-

思想 (通号 678),p99~111,1980/12(ISSN 03862755) (岩波書店)

  • 台詞の類型と構造-4-モノロ-グからダィアロ-グへ-上-

思想 (通号 677),p69~85,1980/11(ISSN 03862755) (岩波書店)

  • 台詞の類型と構造-3-祝典の言葉

思想 (通号 675),p82~104,1980/09(ISSN 03862755) (岩波書店)

  • 台詞の類型と構造-2-劇作家の臨在

思想 (通号 670),p78~99,1980/04(ISSN 03862755) (岩波書店)

  • 台詞の類型と構造-1-モノロ-グの諸相

思想 (通号 668),p18~43,1980/02(ISSN 03862755) (岩波書店)

  • かたちの計略--自然美について

思想 (通号 657),p27~44,1979/03(ISSN 03862755) (岩波書店)

  • 修辞学から美学へ--詩的なものと悲劇的なもの

思想 (通号 651),p102~119,1978/09(ISSN 03862755) (岩波書店)

  • 寛容の美学--様式論的思考法の盛衰

文学 46(1),p68~89,1978/01(ISSN 03894029) (岩波書店 〔編〕/岩波書店)

  • ボワロ-「詩学」読解-3-

埼玉大学紀要 (通号 14),p89~132,1978(ISSN 05813654) (埼玉大学教養学部 編/埼玉大学教養学部)

  • 寛容の美学 : 様式論の思想史試論(大会報告)

美學 28(3),69,19771230(ISSN 05200962) (美学会)

  • T. B. ジョーンズと B. d. B. ニコル, 「新古典期の劇評論」, Thora Burnley Jones & Bernard de Bear Nicol, Neo-classical Dramatic Criticism 1560∿1770, Cambridge University Press, 1976, vi+189p.

美學 28(2),77,19770930(ISSN 05200962) (美学会)

  • ことばともの--文学の質料的基礎について

展望 (通号 222),p132~148,1977/06(筑摩書房)

  • ボワロ-「詩学」読解-2-

埼玉大学紀要 (通号 13),p117~156,1977(ISSN 05813654) (埼玉大学教養学部 編/埼玉大学教養学部)

  • 終りの美学--デウス・エクス・マキ-ナ考

文学 44(11),p1479~1494,1976/11(ISSN 03894029) (岩波書店 〔編〕/岩波書店)

  • 模倣のめぐみ--芸術創造における模倣の役割

展望 (通号 213),p86~97,1976/09(筑摩書房)

  • ボワロ-「詩学」読解-1-

埼玉大学紀要 (通号 12),p39~86,1976(ISSN 05813654) (埼玉大学教養学部 編/埼玉大学教養学部)

  • 知覚と美 (美(夏季特集))

理想 (通号 483),70~82,1973/08/00(ISSN 03873250) (理想社 〔編〕/理想社)

  • 作品とその影 : ジャン・アヌイの美学に拠りつつ

美學 23(3),25-39,19721230(ISSN 05200962) (美学会 編/美学会/美学会)

  • 再現の美学(講演要旨)

美学 23(3),60~64,1972/12/00(ISSN 05200962) (美学会 編/美学会)

  • グルニエ, 『芸術とその諸問題』, Jean Grenier, L'Art et ses problemes, Edition Rencontre, Lausanne, 1970, 418p.

美學 22(2),48-54,19710930(ISSN 05200962) (美学会 編/美学会/美学会)

  • デュフレンヌ『美学と哲学』, Mikel Dufrenne, Esthetique et Philosophie, Ed. Klincksieck, Collection d'esthetique I. Paris, 1967, 212p.

美學 20(1),59-64,19690630(ISSN 05200962) (美学会 編/美学会/美学会)

  • ドメナック, 『悲劇的なるものの回帰』, Jean-Marie Domenach, Le retour du tragique-essai-Seuil, Paris, 1967, 301p.

美學 19(4),50-55,19690330(ISSN 05200962) (美学会 編/美学会/美学会)

  • "怒り"と"混迷"の沖縄--2・4ゼネスト回避

エコノミスト 47(7),36~41,1969/02/18(ISSN 00130621) (毎日新聞社 〔編〕/毎日新聞社)

  • デカルトにおける快の理論(大会報告)

美學 19(3),40,19681230(ISSN 05200962) (美学会)


履歴

  • 2007/02/09 共著・論文を追加

ミクシの美学コミュニティであがっていた書籍のうち、読んだことのないもの、持ってないものをリストアップしてみる。

美について

講談社学術新書

正直いって「美」について知りたいとか「美」について考えたいと思ったことはほとんどないのだけど。私が美学専攻でないのはきっとそのせいだろう。


芸術における近代―美的コンセンサスは得られるか

ミネルヴァ書房、1999


ちくま学芸文庫


芸術哲学入門

文庫クセジュ

これはもしかすると持っていたかもしれない。


芸術の哲学

ちくま学芸文庫

ちくま学芸文庫



付随して発見したもの。

情報美学入門―基礎と応用

マックス・ベンゼ (著), Max Bense (原著), 草深 幸司 (翻訳)

勁草書房

おもしろそうな気もするが、どうなのか。


美術史の基礎概念―近世美術における様式発展の問題

ハインリヒ・ヴェルフリン (著), Heinrich Wolfflin (原著), 海津 忠雄 (翻訳)

慶應義塾大学出版会

高いなあ。

Wladyslaw Tatarkiewicz "History of Aesthetics"

(タタルキェヴィチ『美学史』全三巻)

佐々木健一で思い出した。佐々木氏はよくこの本を元ネタにしている。そしてこの本を元ネタにした論述はたいていおもしろい。

以前から、買おうか買うまいか悩んでいる。ユーズド価格75,998円テラタカス。買ってもどうせ読めないしなー。

"Twentieth Century Philosophy, 1900-50"

今発見したが、この本は安い。買ってみてもいいが、基本的に本を買いすぎなのでとりあえずカートに入れて放置。かくしてカートの中身ばかりが増えていく...。

こう考えると生きることが嬉しくなる

タタルキェヴィチの翻訳はこの本だけという罠。

(そう言えば確認したことがないが、そもそもこのタタルキェヴィチは美学史のタタルキェヴィチと同一人物なのだろうか)

佐々木健一『作品の哲学』

東京大学出版会、1985


感想

この本がすごくおもしろかった。

今後「おすすめの美学書を一冊」と誰かに聞かれたら(そんな機会はまずないのだが)、これを薦めることにしたい。

もちろん今から見ると議論が古い部分もあり、細かいことを言い出せばいろいろ気になる点もある。だいたい目次が悪い。結論が「愛のトポスとしての作品」かよ! そんなこと言われても! などと思ってしまう。

しかし、現在でも十分通用する鋭い指摘が多かった。対象を真摯にとらえるってこういうことかと、いささか感動したりもした。

何より、博学な著者なので、論旨に納得できなくても基本的に読んでるだけで勉強になるのだった。


見どころ

第五章「作品のア・プリオリとしての解釈学的意志」についてだけ触れる。この章は大変おもしろかった。

p177-178

(エルナニは死んだ【とのことです】というセリフをひいて)

この報せに接して、ドン・リュイ・ゴメスは喜びに我を忘れ、ドニャ・ソルは深い絶望に沈む。だが客席にいる我々観客の方は、劇中のこの二人とは全く別の反応を示す。すなわち、小姓の言葉をきくと直ちに我々は、エルナニが無事であることを殆ど確信し、そして小姓の告げた「宿乞いの巡礼者」こそエルナニに相違ない、と考えるのである。何故このようなことになるのか。これが我々の探求の出発点となる事実である。

要するに「らしい」というひとつの言葉が、読者に対する暗示となりえるという話。

考えてみると、この論点がおもしろかった理由は2点ほどあったと思う。

1)ここで扱われている現象は、同じ言葉が「作中内人物」と「読者」に対し、それぞれ異なった意味を持つというもの。

ひとつの出来事が「作品内世界」と「読者との関係」という二つの層に分岐していく、というのがおもしろい。別の言い方をすると、ここで「作品内世界」と「読者との関係」という二つの層が互いに直行するように考えられている。つまり両者の関係が多少なりとも問われているわけで、そういう発想はあまり見たことがなかったので新鮮だった。

ここにかぎらずこの本は、問題を複数の層へと丁寧に解きほぐしていくような議論が多く、いちいち示唆に富んでいた。

2)ここで扱われている現象は、読者に対する直接的な指示(インストラクション)の問題である。

文学作品(あるいは広く作品)というのは、ふつうの会話などにくらべて間接的なコミュニケーションだとされる。そのことが例えば「自律性」という言葉で表現される。実際これ自体は正しい指摘だと思うのだが、一方で上のような現象は確かに存在する。

作品は読者に暗示することも、指示を与えることも、反対に読者をわざと誤誘導することもある。しかし、自律性を強調することによって、これらの現象自体が無視されてしまいがちである。

この辺りの問題はきちんと考えたいなあと思う。

3)まとめると、「相互作用としての作品」あるいはかっこよく、「インターフェイスとしての作品」みたいな感じか。

著者はこの後、ポール・グライスの協調の原理を持ち出し、この現象を検討しはじめる。つまり、会話と比較しながら読者と作品の関係を扱っているのだが、これもまたおもしろい。

よく知らないが、グライス以後会話の研究はすっごく進んでるんじゃないかと思うんだ。よく知らないが、関連性理論とかそういうのがあるそうじゃないか。会話分析の成果も無視できないだろうし。

知りたいのは、文学系でこの辺りの成果を踏まえた人っているのかなってこと。おそらく文学理論の最先端の人たちは、そんなことにも関心を持っているのではないかと思うのだが、いかんせんなかなか情報が入ってこないのがつらい。たとえばアメリカで読者反応批評の末裔たちが会話分析に出会ったりとか、そんな愉快な展開があるといいなあと思うのだけど。

とりあえず↓の本でも読んで考えてみよう。

プランと状況的行為―人間‐機械コミュニケーションの可能性


名言

だが考えてみなければならない、作家の人生とは作品を創りつづけることではないのか。一つ一つの作品の創造の準拠する論理が「すべてをすぐに」であるのならば、作品創造にささげられた作家の人生は、瞬間ごとに「すべてをすぐに」と繰り返し言い続けること以外に、どのような可能性があるのか。(…)創造的な藝術家でありつづけようと思うならば、絶えず繰り返しの誘惑を乗り越えてゆかなければならない。それがおそらく、藝術家であることの第一の条件である。多少の才能があれば、一度だけ面白い作品を作ることなら出来るかもしれない。しかしそれでは不十分である。藝術家であるということは、何度もすぐれた作品を書くことであり、従って、創造のたびに何らかの意味でそれまでの自己を超えてゆくことである。

藝術家テラコワス!


あらすじ

序:

序では作品について一般的に論じるよ。

一章:

世の中は自然と行為と作品の領域にわかれる。作品の特徴は「内部世界性」と「自律性」だよ。

二章:

最近「作品」概念はケチをつけられがちである。しかし彼らの主張を考慮しても上の定義はさほど変わらないよ。

第一部:

第一部では作品の構造を論じるよ。

三章:

演劇でいう「三統一の理論」をネタに、作品の「統一性」を論じるよ。作品の統一性は関心の統一性だよ。

四章:

(この章はよくわからない)

演劇でいう「デウス・エクス・マーキナ」をネタに、作品の「完結性」を論じるよ。ドラマの展開を考える上ではアリストテレスの「はじめ-中-終わり」概念が重要。これは作品の本質に属するよ。

五章:

作品と受け手の関係を問うよ。作品解釈について考えるときは、一般的意志と個別的意志をわけた方がよいよ。

六章:

作品と外部の物事の関係を問うよ。作品は外在的な物事をどんどん関連させていくよ。

第二部:

第二部では作品と作者について論じるよ。

七章:

作品と作者の関係を問うよ。基本的に作品は作者から独立したもの。作品に対する責任は、親が子供に感じる責任に似ているよ。

八章:

作品と人格は似ているが、違うよ。人格は創造的な主体だが、作品は完結した客体だよ。人生を作品にすることは傲慢だよ。

九章:

作品は作者を疎外するよ。そして最後には作品が作者の人格を構成するよ。まるで愛みたいだね。


【目次】

  • 序論 作品の哲学
    • 第一章 作品存在とその哲学
      • 1課題とその過去
      • 2自然・行為・作品
      • 3作品と人工品
    • 第二章 現代藝術と作品の危機
      • 1 開いた作品
      • 2 作品概念の動揺(1)-パフォーマンスと作品
      • 3 作品概念の動揺(2)-テクストと作品
      • 4 作品概念の動揺(3)-オブジェと作品
      • 本書の鳥瞰
  • 第一部 作品の構造論
    • 第三章 作品の構造論
      • 序 統一性の理論
      • 1 三統一の規則
      • 2 時の統一
      • 3 場所の統一
      • 4 筋の統一
      • 5 関心の統一
      • 6 二つの作品概念
    • 第四章 完結の技法としてのデウス・エクス・マーキナ
      • 1 作品の完結性
      • 2 デウス・エクス・マーキナの分類
      • 3 エウリピデスにおけるデウス・エクス・マーキナ
      • 4 終末論的成就としてのデウス・エクス・マーキナ
      • 5 ばねとしてのデウス・エクス・マーキナ
      • 結び デウス・エクス・マーキナによる終わりの類型とアリストテレス
    • 第五章 作品のア・プリオリとしての解釈学的意志
      • 1 メタ制作学としての作品の哲学
      • 2 具体例と問題の所在
      • 3 協力と関与性
      • 4 意図と公理のレベル
      • 5 公理系としての行動の論理
      • 6 約束事と定理のレベル
      • 7 制作学から解釈学へ
    • 第六章 求心性と遠心性
      • 1 開いた構造論
      • 2 内と外の弁証法
      • 3 暗示と引用
      • 4 作品の歴史性と作者の責任
  • 第二部 作品の人間学
    • 第七章 作者の権利
      • 1 作者による作品支配
      • 2 作者の意図
      • 3 改作の権利
      • 4 作品の歴史性と作者の責任
    • 第八章 人格と作品
      • 1 人と作品の相称的印象
      • 2 二つの古典的理論
        • a 表現説と因果律
        • b 構成説と弁証法
        • c 主体に対する行為と作品
      • 3 作品を人格と見る体験
      • 4 人格を作品とする意志
        • a 自伝の試み
        • b ダンディズム
        • c 完成のための自殺
      • 5 人格・行為・作品
    • 第九章 作品とその影
      • 1 創造行為の倫理学
      • 2 『アンチゴーヌ』と作者の二重疎外(1) - 作者と観客
      • 3 『アンチゴーヌ』と作者の二重疎外(2) - 作品と作者
      • 4 『ベケット』と仮の道徳 - 美的なるものの批判
      • 5 創造の類比 - 一つの弁証法的論理
      • 6 芸術家の名誉 - 愛の受容
  • 結び 愛のトポスとしての作品
  • あとがき